大関ケ原祭2023に行ってきた

大関ケ原祭2023というイベントのメインである(たぶん)関ケ原合戦祭り2023に行ってきた。2日間関ヶ原関連のイベントを色々やるお祭りで、行ったのはクライマックスの2日目 10/15。もともとの参加モチベーションはシンプルに信長の野望 出陣とのコラボイベント をやってたからなんだけど、行ってみたらめちゃくちゃ楽しかったという話。
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関ヶ原って田舎だしマイナーイベントかなと思ってたら、すんごく人が多くて驚いたし、イベント内容もすごく濃くて最高だった。よかったやつをいくつか書いておく。

鉄砲隊演舞

まずは火縄銃(空砲)を使った鉄砲隊演舞。着いてすぐ会場に向かって後半しか見られなかったので、午後にもう一回見たくらいにはよかった。
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来てたのは、薩摩日置鉄砲隊、大垣城鉄砲隊、関ヶ原鉄砲隊とのこと。鉄砲隊って名乗ってるのかっこいいし薩摩から来るのもすごい。
実際に鉄砲なり大砲なり打つのは腹に響く感じがして当然迫力があるんだけど、何より良かったのが戦国時代のエピソードに絡めた撃ち方を見せてくれたところ。薩摩から来た人たちということで、釣瓶打ち、釣り野伏、捨てがまり、とそれぞれ戦法を解説しつつやってくれるのがかっこよくて大興奮ですよ。

捨て奸。「チェスト!」で撃つ。

関ケ原合戦絵巻

関ヶ原に出てくる武将のコスプレ格好をした人たちが色々パフォーマンスしてくれる、たぶんこのイベントの中心行事。最初に石田三成の陣のあった笹尾山に布陣してトークイベント、馬に乗って行軍、最後に広場で関ヶ原の流れを再現する劇っていうのかな、パフォーマンスをやってくれる。
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主要な武将*1と、それぞれの武家の主要な武将で1-3人くらい、あと兵士が10人くらいついてるんだけど、武将の格好が特徴を捉えててすごくよくできてる。
それぞれ持ち時間3分ずつで喋るフリートークタイムは、あんまり細かな紹介はなくてネタを入れ込んでくるのが楽しかった。福島家で笹を背負った人は自己紹介しないけど笹の才蔵だとみんな認識してるし、小早川秀秋の半生の説明では、この日の大河ドラマのサブタイトルになってた「太閤、くたばる」を入れてくる。周囲も反応してたのでみんなわかってる感がある。

徳川軍と石田軍。それぞれ井伊直政本多忠勝島左近後藤又兵衛がいる

最後に広場でやる「関ヶ原合戦絵巻」が良さそうだったので早めに場所を取っておいたところ大正解だった。↑の武将たちが関ヶ原の流れを再現する1時間の劇。たぶん全員役者さんで、演技も流れも近くで見ててすごく迫力があって良かった。岐阜新聞の記事が一番わかりやすい(背景に少し写ってた)。
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近くにいた小学生くらいのキッズが「あれは福島の馬印」「あれは宇喜田秀家」などめちゃくちゃ詳しく解説してて、将来有望な感じだった。子供の教育にも非常にいいイベントだと思う。

その他の展示

食べ物や物産展が東西対決と称して集まってて賑やかなのも面白かった*2けど、一番面白かったのは全国から戦国グッズの店が大集結してたところ。こんなにマニアックな店あるんだね。鎌倉の侍気分って店のTシャツがネタが凝ってて良かったので買ってしまったし、店にも行きたいな。
samuraikibun.com
肝心のゲームコラボはあっさり終わって記念品をもらえた。その場でダウンロードしてる人も多かったし、盛り上がるといいな。

心残りと来年

ちょっと心残りなのが、事前申し込みイベントに行けなかったこと。磯田道史先生のトーク、佐藤 康光九段の人間将棋、あたりは絶対見たかったなー。しょうがない。イベント自体かなり楽しかったので、また来年も行くかもしれない。今年の大河が家康だったのも追い風だったかな。信長出陣も、来年まで続いていますように。

*1:西軍は石田三成大谷吉継小早川秀秋、宇喜田秀家、島津義弘。東軍は徳川家康黒田長政福島正則

*2:朝の朝食バイキング食べすぎたので現地では何も食べなかった