水戸の歴史と名所巡り

水戸は常磐線で通り過ぎたことはあるけど、降りたことはなかった駅。早起きしたらギリギリ日帰り範囲なので、頑張って朝から行ってきた。

水戸駅の様子

水戸といえば水戸徳川家、黄門様こと水戸光圀公が駅前にいた。

水戸城弘道館

水戸駅から歩いてすぐの水戸城、その中にある弘道館徳川斉昭の設立や藤田東湖あたりがつくってきたところ。

水戸城弘道館

江戸期の平城ということで立派な天守閣はないのだけど、中がすごく立派でかっこいい。

綺麗に整備された門

弘道館水戸藩が作った藩校で、今でも周囲周辺がそのまま学校に使われている。そのまま学校に使われてるところもあるのか、幼稚園から高校まで門がやたらとかっこいよかった。

水戸黄門生誕の地にある神社、絵馬が特徴的だなと思ったけど、こういうブランディングをしてるらしかった。神社自体は道路脇のこぢんまりした感じの場所にある。
「黄門神社」知って 光圀らの絵馬制作 水戸で保存会 – きたかんナビ

スタミナラーメン

水戸の名物なんだろうと調べて出てきた、スタミナラーメン。せっかくなので有名店に行ってきた。

スタミナラーメン大盛りを注文。太めの麺に醤油ベースのスープ、ちょいピリ辛のあんかけにはレバーと野菜がたくさん入っていて非常にうまい。ほうとうのラーメン版みたいな印象だった。麺の量は無限に増やせそうだったけど、量はこれでちょうどいいかな。
tabelog.com
店内撮影禁止なので写真は無し。ネットにたくさん写真は上がってるけど、前は撮影可だったんだろうか。

近くにあったオセロ。1人だったので1手目だけ打ってきた。

偕楽園

日本三名園の1つ、偕楽園。この時期は桜も梅も紅葉も何もないが、その分ほとんど人がいなくて静かに見ることができた。
ibaraki-kairakuen.jp
松五郎から腹ごなしも兼ねて歩いたおかげで、おすすめルートらしい表門から入ることになった。

偕楽園、表門から

梅エリアや桜エリア以外にも、孟宗竹や杉林なんかのエリアに分かれている。竹は京都から移設したらしく、確かに雰囲気は嵐山あたりと似ているように思える。

竹林と梅林。誰もいないのが最高。

中央にある好文亭という建物。建物内エレベータや回転式雨戸、それらを織り込んだ斉昭の設計図なんかがあり、展示を含めて楽しい。2階から見える景色は本当に最高だったので、いい季節にきたらすごいんだろう。

徳川ミュージアム茨城県立歴史館

偕楽園の近くにある徳川ミュージアム水戸徳川家から引き継いだ財団らしい。入場料2500円でびっくりするが、せっかく来たのでみに行った。
「水戸徳川家」のまとまった史料がみられる唯一の博物館 » 公益財団法人 徳川ミュージアム

徳川ミュージアムのベンチには徳川家康水戸光圀が座っている。

斉昭や慶喜由来の品はもちろんだけど、徳川家康の軍扇や水戸黄門の印籠などの本物が飾ってあってさすがにすごかった。火事で焼けた刀剣の復活プロジェクトや、文化財の維持・復興事業の紹介も多く、力が入ってる雰囲気は感じた。

ここの芝生を掃除してたロボットが最高で、三つ葉葵の紋をつけてるんですよ。こんなに堂々とつけられるやつは他にいないはず。こいつを見られるだけでも価値があります。


そしてこれも偕楽園近くにある茨城県立歴史館。ここまで見てきたのは江戸期以降の徳川家関連ばかりだったけど、ここではそれ以前の常陸の歴史が広く紹介されていてこれまた満足度が高い。特に鎌倉から戦国にかけての各勢力の紹介が充実してるのがたまらない。閉館時間が迫ってるのであまりじっくり見られなかったのはちょっと残念だった。

おみやげ

バスに乗り損ねたり間違ったりなどもあり早朝からめちゃくちゃ歩いたのでヘトヘトで、夕食は駅前の適当な居酒屋へ。納豆とあんこうのメニューを適当に頼んだけどなかなか美味かった。一人だとあんこう鍋って感じもならないからなぁ。

居酒屋飯

お土産は天狗納豆というところで納豆をたくさん調達。天狗党に由来する名前というのが刺さった。納豆はかなりうまかったので、リピートしたい。
www.tengunatto.com
わらに入った納豆を買ったのだけど、単純にわらに包まれてるだけで密封されてるわけでもないので匂いがちょっと漏れていたかもしれない。自分は直前に納豆を食べてたのもあり、ちょっとわかってない。帰りの電車で周辺にいた人はわかったかも、ごめんなさい。